子供の話。
というか子供を持った親とそうでない大人の話なのですが。


子供が産まれたばかりの親が、仕事が多忙で子供の世話をやけない
状況にあるときに、まわりの独身の大人がとる反応がけっこう
不思議に感じたのです。


まあだいたい「子供を第一にすべき、そんな仕事はロクでもない」的な
ことを言う人が多い。意外に多い。
そこで僕は「?」という気持ちでいっぱいになってしまう。


だいたい僕はそういった場では何を言えずに沈黙しているか、
適当なことを喋っている事がほとんどで、それはなぜかと考えてみると
やっぱりその状況に共感も同情もできないからだなあと。


ちなみに僕は子供という存在が割と好きなので、人の子供とかなりの
勢いで遊ぶらしく、そういうときにニコニコしながら
「子供好きなんだー。子供欲しいでしょ?子供はいいよー。なにしろ・・・」
みたいなことを割とよく言われます。
ですが、自分にはたぶん親的視点がまったくないので、そういうときにも
「?」となることが多いのです。


だからこう、そんな親の気持ちになって子供のことを考えたような発想は
オリジナルとしてはあまりなく、上のような反応もでてこないわけです。
時にはそういう反応について「私も大人だし親になれる存在である。だから
あなたの環境に共感し同情するのだ」的なアピールをしているのだと
解釈してしまうこともあります。人によっては。


この「子供が存在する」コミュニティの絶対感たるや。そこに属したい欲求と
属させたい欲求というのは人の価値観をかなり支配しているような気がする
んだな。いやそれが自然なんだけども。でもなー。気になる。


結局のところ何が言いたいかというと、
「訳知り顔ができないので、理解しろといわれても困る」
ということです。


だって責められるんだもん。わからないのに。