著作権というものについては、わりとよく考えます。
仕事柄、というのもひとつの理由だけど。


ニコニコ動画とかあるでしょ。
アニメとか映画とかいろいろあって楽しいです。
僕もわりとよく見ます。
で、あれですよ。
ニコニコ動画ができてアニメDVDが売れなくなった」
「それはニコニコ動画のせいじゃない。面白ければ売れる」
「ていうかDVDが高すぎる」
こんな論争がでてくるじゃないですか。
そんな話になるたびに、なんか変な気持ちになるんですよ。
それがなんなのかははっきり言えないけど。


なんかなー。
「金払えよ」ってことなのかなー。
いや違うな俺の思ってるのは。


「経験に対してお金を払う」っていう考え方がありますよね。
楽しかったこと、気持ちよかったことにお金を払う。
この「自分の心が動いた」ことにお金を払うという考えが今はしっくりくる。
極端な話ですけど、これは「楽しい」とか「気持ちいい」に限ることではないと
思うんですよね。マイナスの感情にもあっていいと思う。
要は、自分の感情を1ステップでも駆動させた要因についてはなんらかの価値が
あるんじゃないか、ということです。


自分の心が何によって揺さぶられるのかを把握して、それに対価を払うのって
なかなか豊かなことだと思うのですよ。

でも、このキーワードを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。

バーボンハウスですね。この一文が好き。
それがどんなコンテンツであれ、「ときめき」みたいなものを感じてしまったら
そこでひとつお金は払ってもいいと思うんだな。
お金で買えるものではないんだけども。


だからこう、いつか電子マネーが体内に埋め込まれて脳と直結したときは
自分が「いい」と思ってしまったものについては無条件で勝手にお金が
支払われてしまうシステムがあればいいんじゃないかな。
ぜんぜん高額じゃなくていいと思うんですよ。
1日に3円くらいとかね。
それよりも評判というか、受け手が感じたことが作り手に嘘偽りなしに
伝わることが面白そうなんだな。無意識的に。
映画とかもね、「これ面白そうだな、観に行こうかな」って思った時点で
シャリーンっていくらか支払われてもいいと思う。
で、その支払われた金額で感情の起伏を計れるのは興味深い感じだな。
感情のログって自然にはつけられないもので、だからこそ、それを自然に
近づけようとしているtwitterとかがおもしろいのか。


うん
まとまってないけど
いいや
結局のところは
著作権にお金がからんでくることで、コンテンツそのものの価値まで
ねじまげられてくるような世界になるといやだなあということです。
そのためにはそろそろ
貨幣経済とか僕らの価値観も変えていかないといけないような気がします。


さて帳簿をつけるか。